「語りの場」 10月12日 土曜日  10:00〜12:00

午前A
学校・教育
「学級経営に生かす解決志向アプローチ」
淺原雅恵さん(倉敷市立大高小学校)

平成22年度からはじめたWOWWアプローチに加え、良いところみつけや強み探し、また解決志向ピアサポートを学級経営に取り入れて実践した。WOWWアプローチだけでも喜びや笑顔が増えるが、さらに一人一人の良さや強みが意識化されたり強化されたりした。また、WOWWアプローチだけでは補いにくい人間関係を解決志向ピアサポートで補った。その1つに「秘密の友達大作戦」として学級全体に展開することで、関係性が活性化された。何もしなければあえて関係をもたない人にもあいさつをしたり、声掛けをしたり、また反対に声を掛けられたりした。2つ目に、特別に支援の必要な児童に対し解決志向ピアサポートを行うことで、問題を抱えながらも学校生活や友達との交流を楽しむことができた。サポーターに選ばれた児童は、自己有用感が高まった。そして、サポートされる児童とした児童の良好な関係は、長く続いた。
毎年大変なことが多く悩みも多いが,学級の中に喜びや笑顔が増えることで、しんどさは軽減される。時には、保護者からも理解が得られ感謝されることがあると、教師冥利に尽きる。
解決志向アプローチに出会えて良かったと思える瞬間である。