「学びの場」 9月18日 日曜日  10:00〜12:00

午前A 「担任がするWOWWアプローチ」
       −学級経営の一環として−
淺原雅恵さん

倉敷市の小学校で教諭をしている淺原雅恵です。平成18年にSFAに出会ってからソリューションとともに歩むのも6年目にはいりました。
はじめは,学級にソリューションを適用し,子どもの良さをのばしたり,よりよい学級づくりをしたりすることにがんばっていました。が,だんだんソリューションをするのは人のためではなく,自分のためだったということに気がつきました。今では,私からソリューションを離すことはできなくなっています。

概要
昨年の大西恵子先生の発表を聞かせていただいて,くすぶっていた気持ちに火がつきました。第三者が学級に介入してコンプリメントし,改善していくような恵まれた学校は,日本にはあまりなく,小学校では,担任が全てのことをしなければなりません。ならば,日本の実態にあった担任がするWOWWアプローチがあってもいいのではないかと思い,実践にいたりました。平成22年度 第2学年での実践です。

手順
1 学級のテーマ「ともだち」を学習面,生活面,友だち関係面から具体的にどういう姿なのか話しあう。
2 「ともだち」の具体像をスケーリングする。
3 スケールをあげていくために,一致団結してがんばることを約束する。
4 一致団結して,何かできたらハートを1つずつ増やしていき,視覚的にわかるようにする。
5 ハートが10とか20とかたまったら,お祝いをし,励みにする。
6 「よいところみつけ」と「ハッピーレターゲーム」を実践し,その中で友だちからのコンプリメントと担任からのコンプリメントを記録し,振り返りをする。
7 小さいコンプリメントは,日々短い言葉掛けと連絡帳への記入で実践していく。
8 アセス(尺度)で効果を測る。(参考資料)